梅原義幸個展「山の日」

2023.09.29 – 2023.10.22

梅原義幸個展「山の日」

この度、ARTDYNEは2023年9月29日(金)- 10月22日(日)まで、梅原義幸個展「山の日」を開催いたします。

梅原は1997年生まれ、2020年に多摩美術大学絵画学科油画専攻を卒業し、現在最も注目されている若手作家のひとりです。今回展示されるのはライフワークとしてとして制作を続ける「FACE」シリーズ、そして彼の故郷であり、今回のメインテーマとして描かれた「山」シリーズとなります。

ペインティングナイフを使って何層にも施された厚塗りで構成される画面は、その独特な色彩とタッチによって重厚さと軽妙さを併せ持っており、そこに梅原作品の持つ特異な重層性が垣間見えます。梅原は笑み、怒り、悲しみ、不機嫌さ、不穏さ、といった様々な表情を持った顔や山を描き出しますが、それは童女であり、妖精であり、天使であるといったように、神と人との間を繋ぐ存在でもあり、ユーモアと共にある種の崇高性を持った不思議な風景となって私たちの前に出現します。

今展では、80号の大作を始め、新作15点を展示販売いたします。この機会にぜひご高覧、ご高評のほど、心よりお願い申し上げます。

 

アーティスト・ステートメント

自分の地元(妙義町)には生き物や物の名前のついた岩や山がある。例えば「爺と婆」「夫婦岩」「大砲岩」「イルカ岩」「プードル岩」「ミッキー岩」「荒船山」など。また自分の通った小学校の校歌には「杜に気高い大の字は厳しい父に似た姿」「校庭で見守る大いちょう優しい母に似た姿」という歌詞がある。確かにそんなふうに見える。私から山や大銀杏に放たれた視線は「爺と婆」や「母や父」の姿になり私を見ているようだ。

絵画を描く、見るという試みはこれに似ている。鑑賞者あるいは作者から絵画に向けられたまなざしは跳ね返り、自らの内面を向いている。岩から感じる視線は「爺と婆」が送っているのではなく私自身の視線であり、描かれた顔が送る視線は自分自身の視線である。私が山を見、絵を描くのは眼差しの中にある何かを確かめたいからだと思う。

梅原義幸

作家略歴

梅原義幸|Yoshiyuki Umehara

1997年

群馬県生まれ

2020年

多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業

現在、千葉県にて制作

個展

2022年

「FACE」GALLERY ROOM・A/東京
「持って戻る」ARTDYNE/東京

グループ展

2023年

「One face 2023」Art and Pulse/東京
「ARTNAGOYA 2023」名古屋観光ホテル/名古屋
「Into the Unknown」YK Presents/ソウル
「Opening Group Exhibition 2023」Bluey Bluey/ Norwich,UK

2022年

「今年最初に見せたい絵」gallery TOWED / 東京
「感動線トレイン ver. HAND!」YAMANOTE LINE MUSEUM / 東京
「Spring Group Show 2022」ARTDYNE / 東京
「SELECT PLAYERS」THE blank GALLERY / 東京
「One FACE 2022」roid works gallery /東京
「WHAT CAFE × WHYNOT.TOKYO EXHIBITION」WHAT CAFE / 東京
「JAPANESE CONTEMPORARY ART ART and PULSE GROUP EXHIBITION”」333gallery / 台北
「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2022」ホテルオークラ福岡 / 福岡
二人展「フォルム」gallery TOWED / 東京

2021年

「Winter Group Show 2021 -Air-」ARTDYNE/東京

2020年

「東京五美大連合卒業・修了制作展」国立新美術館/東京