杉田万智個展「We can’t all become one」

2023.07.22 – 2023.08.06

杉田万智個展「We can’t all become one」

この度、ARTDYNEは2023年7月22日(土)- 8月6日(日)まで、杉田万智の同画廊における2回目の個展、「We can’t all become one」を開催いたします。

杉田は人間の創り出す「光」、ネオンや街の光を固有のモチーフとしながら、社会問題への言説や警鐘を込めた作品を制作しています。今回は「人権」にまつわる事柄に注目し、マイノリティや少数民族に焦点をあてた作品展示を試みます。「我々は一つになることが出来ない」という杉田の言葉を胸に、作品の奥に隠された意図を読み解いていただければと存じます。今展は120号の大作をはじめとした新作7点で構成されます。この機会にどうぞご高覧、ご高評いただけますようお願い申し上げます。

 

アーティスト・ステートメント

ウクライナ軍事侵攻が自国を意識する契機となり、前回の個展「Dignity and Light」では日本の民族に対する尊厳の意を込めた作品を制作しました。キャンバスに油絵具を重ねながら、国籍や言語、生活習慣の全てが異なる私たちはひとつになることが出来ないということを改めて実感しました。

「We can’t all become one」では「人間」という存在そのものを捉えた「人権」に纏わる作品を中心に発表をします。同化政策による強制移住で文化や歴史を奪われた民族の人々が存在します。現代では肌色や性別、階級などの人種的規準で他者を判別し、マイノリティとしての権利を否定する事柄が見られます。

全ての物事に関わる切り離すことの出来ないこの問題が常時私たちに絡みついています。人権という言葉はどこか無縁で他人事の様に捉われがちですが、国内での差別問題にも大きく関連します。ひとつになることの出来ない私たちは目の前の相手と如何にして向き合えば良いのだろうか。

人間としての尊厳や権利について考える、ひとつの契機となりましたら幸いです。

杉田万智

作家略歴

杉田万智|Machi Sugita

2000年

埼玉県生まれ

2020年

女子美術短期大学部美術コース卒業

2022年

女子美術短期大学部研究生卒業(学士)

個展

2023年

「Dignity and Light」(Contemporary Tokyo)

2022年

「First Light」(ARTDYNE)

主なグループ展

2023年

「grid2」(biscuit gallery)

2022年

「Artificial Phenomenon」(AMEX Centurion Lounge, Regent Hotel/Taipei)
「nine colors XVI」(西武渋谷店/東京)

2021年

「JOSHIBISION」(東京都美術館/東京)
「nine colors XV」(西武渋谷店/東京)
「New Age」(UP SIDE DOWN Gallery/東京)
「nine colors XV」(阪急うめだ店/大阪)

2020年

「第7回 未来展」-日動画廊 美術大学学生支援プログラム-(日動画廊/東京)
「Women Artists Collection『私』」(森の美術館・千葉)
「シブヤスタイル vol.14」(西武渋谷店/東京)

受賞歴

2021年

「第7回 未来展」-日動画廊 美術大学学生支援プログラム- 準グランプリ・特別賞受賞

2020年

「女子美術短期大学部2019年度卒業制作展」卒業制作賞受賞