中野由紀子 | YUKIKO NAKANO SOLO EXHIBITION 「遠くに山、窓の外、駅までの道」

2021.08.27 – 2021.09.12

中野由紀子 | YUKIKO NAKANO SOLO EXHIBITION 「遠くに山、窓の外、駅までの道」

この度、ARTDYNEは2021年8月27日(金)から9月12日(日)まで中野由紀子個展「遠くに山、窓の外、駅までの道」を開催いたします。中野由紀子は1989年東京生まれ、2015年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了し、現在、東京で制作活動を行っています。

中野は日々の生活や夢で見て気になった風景を、記憶を手繰り寄せながら描き、作品としています。不思議な浮遊感と柔らかさに覆われた画面は、ともすれば忘れてしまいがちな日常の風景やはかなく消え去る夢の中のイメージをゆるやかに形象化し、それらの「気配」を画面に投影していきます。今展では社会的情勢により変化した車窓の眺めや駅までの道で目にする風景に注目し、過ぎてゆく日々を画面に留めた十数点の平面作品を展示・販売いたします。この機会にぜひご高覧・ご紹介をお願い申し上げます。

 

※中野由紀子は3331 Arts Chiyoda内でほぼ同時期に開催される、アキバタマビ21でのグループ展示「Ordinary than Paradise 何事もなかったかのように」に参加いたします。

Ordinary than Paradise 何事もなかったかのように
2021年8月29日(日)〜10月3日(日) 12:00〜19:00(金・土は20:00まで) 火曜休場
参加作家:北村早紀 吉國元 石原絵梨 赤羽佑樹 中野由紀子
会場:アキバタマビ21 東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda2F
URL:http://www.akibatamabi21.com/exhibition/210705.htm

 

※本展につきましては社会的状況により会期等が変更になる可能性がございます。最新情報は弊社ギャラリーウェブサイト、各SNSにて随時配信して参りますので、そちらをあわせてご確認頂けましたら幸いです。なにとぞよろしくお願いいたします。

作家略歴

中野由紀子 | YUKIKO NAKANO

1989

東京都生まれ

2013

多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域 入学

2015

多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域 修了

主な個展

2021

中野由紀子 「あの時と、この日」GalleryYukihira/東京

2020

中野由紀子「いつもの場所」museum shop T/東京

2018

「Emerging 2018 中野由紀子展『見すごしているもの』」TOKAS本郷/東京

2017

-画廊からの発言- 新世代への視点2017「中野 由紀子 展 -近くの空き地、遠くの景色-」藍画廊/東京
「中野由紀子展 -昔の日記、通勤と散歩-」circle/東京

2015

「中野由紀子展」藍画廊/東京(’16、’17、’18、’19、’20、’21)

主なグループ展

2020

Winter Group Show 「この時代に」Nii Fine Arts Tokyo ,ARTDYNE共催/東京
「October Show / 国本泰英・中野由紀子2人展」Nii Fine Arts Tokyo ,ARTDYNE共催/東京

2019

「絵画たらしめる」アキバタマビ21/東京
「オカザえもんの国内芸術祭2019 みるとつくるをつなげる」/愛知

2016

トーキョーワンダーウォール入選者作品展 2016

受賞・助成歴

2018

第20回グラフィック「1_WALL」 審査員奨励賞 菊地敦己選

2017

Emerging2018 入選

2016

トーキョーワンダーウォール2016
第31回ホルベイン・スカラシップ奨学生
TURNER ACRYL GOUACHE BIENNALE2016 佳作受賞
第33・34・35・38・39回 三菱商事アート・ゲート・プログラム

2014

トーキョーワンダーシード2014(2015共)

 

アーティスト・ステートメント

最近電車に乗る時は空いている時間に乗ることが増えて、日が傾いてきた昼過ぎや夕方が多くなりました。

窓の外をぼんやりと眺めるのが好きで、手前のビルや家はすごい早く通り過ぎていくけれど、遠くには同じような山が連なっていて、天気によって霞んで見えたり妙にはっきり見えたりします。

自分の記憶もそういうような、通り過ぎていったり、靄がかかったり、はっきり見えたりしているなと思いました。

中野由紀子