山﨑結以 個展
孤影と群像

山﨑結以 個展 「孤影と群像」

2026.06.18 – 2026.07.05

12:00‐19:00 月火休廊

山﨑結以 個展 「孤影と群像」

この度、ARTDYNEでは山﨑結以の個展「孤影と群像」を開催いたします。

山﨑結以は、2021年に東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業、2023年に同大学大学院美術研究科修士課程日本画専攻を修了し、現在は神奈川を拠点に制作を続けています。

山﨑は、絹本彩色といった日本画の伝統的な技法を用いながら、古くから受け継がれてきた美意識と現代を生きる私たちの感覚を接続する表現を追求しています。同時に、集団の中での振る舞いを関心の起点とし、個と集団の距離感について思考を重ねながら群像表現に取り組んでいます。そして人々が同じ場を共有しながらも、それぞれ異なる感情や価値観を抱えて生きる姿に着目し、集団のなかに現れる些細な仕草や視線、佇まいの機微を丁寧に描き出しています。

山﨑の作品における柔らかな光と深い影の表現は、人物に静かな気配を与え、その存在を際立たせると同時に、容易には捉えきれない曖昧さを残します。その曖昧さは、他者を理解することの難しさを含みながらも、ともに生きることの可能性を問いかけます。色彩と陰影のなかからゆるやかに浮かび上がる人々の姿は、私たちが他者との関係性のなかで生きていること、そしてそのなかに失われることのない個の存在を静かに照らし出しています。

本展タイトル「孤影と群像」は、多くの人々のなかにある一人の姿、そして一人のなかに宿る揺るぎない気配を示唆しています。重なり合う光と影のなかに立ち現れる人々の姿を通して、他者とともに生きることの豊かさと、そのなかでなお輝きを失わない個の存在に触れていただければ幸いです。

 

アーティスト・ステートメント

青のモノトーンで描かれた、数々の人物。

社会という舞台のなかで、立場や役割に応じた振る舞いを身に纏っています。

多くの人々と関わり合いながらも、それぞれが持つ明確な輪郭。

非言語のなかで伝わってしまう、かすかな感情の揺らぎ。

本展では、同じ空間を共有しながらも、

決して完全に混ざり合うことのない「個」のあり方を静かに描き出します。

山﨑結以

作家略歴

山﨑結以|Yui Yamazaki

神奈川県出身

2021

東京藝術大学美術学部絵画科 日本画専攻卒業

2023

東京藝術大学大学院美術研究科 修士課程絵画専攻日本画修了

個展

2022

「infancy」Gallery美の舎(東京)

主なグループ展

2026

「SICF26 EXHIBITION部門 受賞者展」スパイラル(東京)

2025

「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025 EXHIBITION」東京ミッドタウン(東京)
「SICF26 EXHIBITION部門」スパイラル(東京)

2024

「おもはゆいふかみ abysse-visage」ギャラリー無量(富山)
「梅津庸一 | エキシビション メーカー」ワタリウム美術館(東京)
「こどもの時間」Gallery 美の舎(東京)
「かたちの意味」SUNABA GALLERY(大阪)

2023

「infinity ∞展」アートスペース羅針盤(東京)
「muni Art Award 2023展」ぎゃらりぃ秋華洞(東京)
「第71回 東京藝術大学 卒業・修了作品展」東京藝術大学大学美術館(東京)

受賞歴

2025

「TOKYO MIDTOWN AWARD 2025」準グランプリ・パートナー賞[副賞特別展示:「山﨑結以展」三井デザインテック株式会社(東京)]
「SICF26」EXHIBITION部門 準グランプリ

2023

「muni Art Award 2023」ファイナリスト・高島匡夫賞

2021

「Gallery美の舎 学生選抜展2021」優秀賞

メディア掲載

2025

ART collectors’ 2025 1月号 No.190/「編集部おすすめの日本画家31選」