1/3 PORTRAIT by Lily SHU

1/3 POTRAIT by Lily SHU

会期:2019年11月16日(土) – 2019年12月8日(日)
営業時間:12:00-19:00 (木・金・土・日 開廊、月・火・水は要ご予約)
オープニングパーティ:2019年11月16日(土)17:30 – 19:00

G-Field / 2017 / 85.0×56.5cm / Lambda print aluminum mount woodpanel

 

この度、ARTDYNEでは中国出身のアーティスト、LILY SHU(リリー・シユウ)の個展「1/3 Portrait」を開催いたします。

リリー・シュウは1988年に中国・ハルビンに生まれ、幼い頃から文学と音楽に親しみました。日本とイギリスで歴史と哲学を研究した後、詩的空間に広がるイメージを視覚表現に求め、映像と写真作品の制作・発表を始めました。2020年初頭には初期の作品集「Abscura」が赤々舎よりいよいよ刊行される予定です。

彼女はその成長過程で、閉鎖的であった中国の文化環境が飛躍的に発展していく様を目撃することとなります。急激な社会環境の変化の中で彼女が関心を持ったのは、監視的・検閲的な大きな政府そのものよりも、この社会で作られた行為、身体性、個人の在り方と各々の存在の関わり方であり、更にその先にある主体性と空間の問題でした。

リリーの作品には歴史上の政治的な事柄に対する批評的な側面や、写真に対する平面性・物質性への深い関心が見られます。

自己を題材とした(セルフィ―ではない)作品や、別居する両親を東京の一人暮らしのアパートで即興的なパフォーマンスとして撮影したシリーズ「Abscura」、そして植民地としての歴史を持つ国々を訪れて題材にした作品では、ポリティカルにも読み取れる「力の構造」が映し出す光景を切り取っています。そこでは加害者と被害者といった二項対立を超え、大きく世の中に遍在し渦巻くエネルギーとその表象をコマとシークエンスで浮き彫りにしています。しばしばその中に見え隠れする人間の姿は、風景と一体化しつつ「見ること」と「見られること」を介して存在しています。

本展では、世界を知覚する主体として見做されてきた人間の姿を、「物以上、人間未満」の存在として撮影した写真作品を新作を交えて展示します。この機会にLily SHUの表現する世界をご高覧いただければ幸いです。

 

■ Lily SHU 略歴

1988年、中国ハルビン生まれ。エセックス大学で崇高論を研究した後、ケント大学のアートヒストリー&フィロソフィー専攻にて博士号を取得。東京藝術大学大学院修了。

 

■受賞歴

2017年 第7回TOKYO FRONTLINE Photo Award審査員賞受賞

第33回東川町国際写真フェスティバル 赤レンガ公開ポートフォリオオーディショングランプリ

2018年 第18回写真「1_WALL」ファイナリスト

2019年 第8回エモンフォトアワードグランプリ

 

国内外展示歴多数。なお、2020年1月、写真集「ABSCURA」が赤々舎より刊行予定。

 

問い合わせ先:

ARTDYNE

101-0021東京都千代田区外神田6-11-14 3331ArtsChiyoda 211号室

03-6284-4458 gallery@art-dyne.com  www.art-dyne.com/art

 

Hiroko Miki

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です